勝興寺で撮る和装の前撮りについて|国宝の寺院でのロケーション撮影

富山県高岡市の伏木にある勝興寺は、2022年に本堂と大広間及び式台が国宝に指定された浄土真宗のお寺です。約3万平方メートルの境内に江戸期の建物が並び、和装の前撮りやフォトウェディングに向いた場所のひとつです。この記事では、勝興寺でのロケーション撮影について、境内の撮影ポイント、向いている時期と時間帯、合わせやすい衣装、当日までの流れ、料金をまとめました。
この記事の目次
勝興寺について
勝興寺は高岡市伏木古国府にある浄土真宗本願寺派の寺院です。奈良時代に越中国府が置かれたと伝わる台地の上に境内があり、万葉集の編纂者として知られる大伴家持の歌碑が建てられています。
本堂は寛政7年(1795年)の建立で、桁行約39.3メートル、梁間約37.5メートル、高さ約23.5メートル。地方の寺院としては例のない規模の木造建築です。1998年から23年をかけた平成の大修理により、本堂・大広間及び式台・書院及び奥書院など12棟が江戸後期の姿に復元されました。この修理を経て、2022年12月に本堂と大広間及び式台が国宝に指定されています。
富山県内の国宝は、同じ高岡市にある瑞龍寺に続いて2件目です。近年に修理された建物が多いため、古い建築でありながら塗りや木の色が落ち着いて残っており、写真に写したときの印象が整いやすい場所でもあります。
境内の主な撮影ポイントについて
境内が広く、建物の種類も多いため、移動距離を抑えながら雰囲気の違う写真を残せます。当店で撮影する際によくご案内する場所をご紹介します。
本堂前の広場
正面から本堂全体を入れて撮る、勝興寺を象徴する構図です。建物が大きいため、引きで撮ると人物が小さくなりすぎることがあります。全景を入れた一枚と、階段や柱を背景にした寄りの一枚を分けて撮っておくと、アルバムにしたときのバランスが取りやすくなります。
総門・唐門まわり
門をくぐる場面や、門の下で並んで立つ構図が撮れます。屋根で光がやわらぐため、晴れた日の日中でも顔に強い影が出にくい場所です。歩く動作を入れた自然な写真にも向いています。
式台門・宝蔵のあたり
境内の奥まった位置にあり、本堂前より人通りが少なめです。白壁と瓦屋根が背景になるため、色打掛の色がはっきり出ます。落ち着いて撮影したい場合にご案内することが多い場所です。
境内から望む立山連峰
本堂の周辺からは、木々の合間に立山連峰が見える日があります。空気が澄む時期に限られ、見えるかどうかは当日の天候次第となるため、撮れたらうれしい一枚という位置づけでお考えください。
実際の撮影写真はギャラリーでチェック
撮影に向いた時期と時間帯について
建物が主役になる場所なので、桜や紅葉のように季節が限られるロケ地に比べると、時期を選ばず撮影できます。季節ごとの特徴は次のとおりです。
| 時期 | 特徴 |
|---|---|
| 春(4〜5月) | 境内の緑が明るくなる時期。気温も安定しており、和装でも過ごしやすい |
| 夏(6〜8月) | 日中は気温が上がるため、朝の時間帯の撮影が向いている |
| 秋(9〜11月) | 境内の木々が色づき、空気が澄んで立山連峰が見える日が増える |
| 冬(12〜3月) | 拝観の方が少なく落ち着いて撮影できる。積雪や天候の影響を受けやすい |
時間帯は、拝観の方が少なく光もやわらかい午前中の早い時間が撮りやすくなります。午後は本堂に日が正面から当たり、コントラストが強くなります。強い影を避けたい場合は、門まわりなど日陰のある場所を組み合わせて撮影します。
合わせやすい衣装について
木部の色が濃く、背景がやや暗めに写る場所が多いため、白無垢は白がはっきりと浮き上がります。当店では白無垢は洋髪に綿帽子を合わせるスタイルで撮影しており(角隠し・かつらの取り扱いはありません)、綿帽子の丸みが建物の格式ある雰囲気によく合います。綿帽子のスタイルについては白無垢に綿帽子を合わせる前撮りの記事で紹介しています。
色打掛の場合は、赤や金など発色の強い色が背景に負けません。落ち着いた色味を選ぶ場合は、白壁のある式台門まわりなど、背景が明るい場所と組み合わせると衣装の柄が見えやすくなります。和装の種類については白無垢・色打掛・引き振袖の違いの記事をご覧ください。
当店では、どの衣装をお選びいただいても、衣装・小物のランクアップ料金はかかりません。持ち込みも無料ですので、ご家族から譲り受けた着物や思い入れのある小物がある場合はお持ちいただけます。
アクセスと当日の流れについて
勝興寺は高岡市伏木古国府にあり、当店(富山市小泉町)からは車でおよそ40分です。撮影当日は、まず当店で着付けとヘアメイクを行い、その後現地へ移動します。
- 当店に集合し、着付け・ヘアメイク
- 勝興寺へ移動(約40分)
- 境内で撮影
- 当店に戻り、お着替え
- 後日、ダウンロードリンクでデータをお渡し
和装は動きが制限されるため、境内での移動には時間の余裕をみています。撮影ポイントを事前に絞っておくと、限られた時間で無理なく回れます。ご希望の構図があれば、打ち合わせの際にお伝えください。高岡市内のほかのロケ地は高岡市でフォトウェディング・前撮りをするならの記事、県内のロケ地はロケーション撮影のページにまとめています。
料金について
2026年10月1日のご契約分から料金が改定されるため、両方を記載しています。
| プラン | 内容 | 9月30日までのご契約 | 10月1日以降のご契約 |
|---|---|---|---|
| 和装ロケーションフォト | 180カット・1時間半 | ¥200,000 | ¥210,000 |
| 洋装ロケーションフォト | 180カット・1時間半 | ¥180,000 | ¥190,000 |
| 和洋装ロケーションフォト | 360カット・3時間 | ¥240,000 | ¥265,000 |
| 土日祝の加算 | 全プラン | +¥20,000 | +¥30,000 |
衣装・小物のランクアップと持ち込みはすべて無料で、撮影データはダウンロードリンクでお渡しします。最新の内容は料金・プランのページでご確認ください。
撮影にあたって気をつけたいことについて
勝興寺は信仰の場であり、日常的に参拝や拝観の方がいらっしゃいます。撮影は許可をいただいたうえで行うものですので、次の点にご協力をお願いしています。
- 撮影は許可を受けた範囲・時間内で行います。立ち入りが認められていない場所には入りません
- 法要や行事が入っている日は撮影ができません。日程は事前に確認したうえで確定します
- 参拝の方の妨げにならないよう、機材の設置場所や立ち位置に配慮します
- 天候や寺院側の事情により、当日に撮影場所を変更させていただく場合があります
撮影の許可申請は当店で行います。ご希望の日程をお知らせいただいた段階で、撮影できるかどうかを確認してご連絡します。
よくある質問について
建物の中でも撮影できますか
撮影が認められている範囲は寺院側の判断によります。基本的には屋外での撮影とお考えください。ご希望がある場合は、事前に確認のうえでお答えします。
雨が降った場合はどうなりますか
小雨であれば軒下や門まわりを使って撮影します。荒天の場合は、日程の変更やスタジオでの撮影への切り替えをご相談させていただきます。
スタジオ撮影と組み合わせられますか
和洋装ロケーションフォト(3時間)であれば、ロケーションとスタジオの両方で撮影する組み方もご相談いただけます。移動時間を含めた配分になるため、打ち合わせの際にお知らせください。スタジオの様子はスタジオ紹介のページでご覧いただけます。
県外に住んでいますが撮影できますか
県外在住の方の里帰り撮影にも対応しています。帰省の日程に合わせて、来店回数を抑えた進め方もご案内できます。
この記事の要点
- 勝興寺は高岡市伏木にある浄土真宗の寺院で、本堂と大広間及び式台が2022年に国宝に指定された
- 本堂前・総門・唐門・式台門まわりなど、境内に複数の撮影ポイントがある
- 建物が主役になるため季節を問わず撮影できる。時間帯は午前中が撮りやすい
- 白無垢は洋髪に綿帽子を合わせるスタイルで、濃い木部の背景に白が映える
- 当店から車で約40分。和装ロケーションフォトは¥200,000から(10月1日以降のご契約は¥210,000から)
富山県富山市小泉町44/営業時間 9:00〜18:00(水曜定休)/駐車場無料
https://oath-and-ours.jp/